
坐骨神経痛の原因は千差万別であるため、それぞれの症状や年齢により原因も様々です。
高齢であれば老化が一番に考えられます。年齢を重ねるにつれ、神経の通り道が狭まり、神経が圧迫されるため、痛みを伴うのです。病名としては腰部脊柱管狭窄症と呼ばれています。
また妊娠中に症状が出ることがあり、これはお腹が大きくなるにつれ、腰付近の背骨に負担がかかるため、そして妊娠中のホルモン分泌には出産のため、関節を緩める作用があるからです。
年齢に直接関係なくよくみられるものには、腰痛、椎間板ヘルニア、そして梨状筋症候群が挙げられます。
そもそも坐骨神経痛というのは症状名であり、病名ではありません。坐骨神経に痛みやしびれなどの症状が現れた時、そこには
何らかの障害が発生しているといえるのです。過度な緊張状態が続いた筋肉によって神経痛の症状が出ることもよくあります。
腰痛は慢性化することにより、坐骨神経を刺激すると考えられています。椎間板ヘルニアによる症状は、最近では高齢者のみならず、若年層にも多く報告が出ています。
椎間板ヘルニアとは、腰を支える骨と骨のクッションの役割をしている椎間板が外へ飛び出てしまった状態のことで、圧迫されたところが坐骨神経痛として痛みの原因となりますが、この場合は椎間板の位置などにより痛みの起こり方が変わります。
梨状筋症候群は、背骨の付け根にある仙骨という骨から股関節にかけてついている、梨状筋という筋肉の緊張によって痛みが出るものです。また梨状筋は、弱化することによる機能低下から痛みをひきおこす場合もあります。
他に、稀に発生する特殊な疾患として、脊髄腫瘍や骨盤内腫瘍などが挙げられます。
こうした腫瘍で坐骨神経痛が起こる場合は痛みが非常に強いのが特徴で、治りにくいともいわれています。
また心理的な要因で症状が出ることもあります。不安やストレスにさらされて精神不安定な状態が続くと、自律神経のバランスを崩し、その結果血液の流れが悪くなってしまうため、体内の酸素が欠乏し坐骨神経痛が現れます。
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